はるとあきのいくじにっき祭り season2

前に書いていたブログの使い回しブログです。妄想癖強め。変な人寄ってくる率高め。育児日記率低め。

ぶんじょたろう

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2007-9-21 2歳4か月

 

はるひこさんが、やたらと繰り返す言葉があります。

 

あまりの多さに恐怖すら感じています。

 

 

 

 



その名は

 

 





ぶんじょたろう




一体『ぶんじょたろう』とは何者なのか。

グーグル先生に聞いてみましょう。


グーグル先生 『ぶんじょたろう』って何ですか?


グーグル先生 『ぶんじょ太郎』って何ですか?



グーグル先生も知らない謎の言葉。

 

ここはもう親として私がその謎を解明するしかなさそうです。




ことあるごとに『ぶんじょたろう』と口にするはるひこさん。

絵を描いては「ぶんじょたろう」
テレビを見ては「ぶんじょたろう」
外をあるけば「ぶんじょたろう」
3度の飯より「ぶんじょたろう」
今夜お前と「ぶんじょたろう」


とにかく、このように一貫性がないのです。
何か特定の物に対して言ってるわけではなく、様々な場面において「ぶんじょたろう」は登場します。


当初私はテレビの子供番組か何かでやっているキャラクターなのではないかと思っていました。

「ぶんじょたろうと愉快な仲間たち」

そんな番組があるのだろうと。

ところが義母に確認してもそのような番組はないそうです。


 


なので思い切って本人に確かめてみることにしました。


母「ねぇ、ぶんじょたろうって何?」

はる「ぶんじょたろう!」

母「テレビでやってたの?」

はる「やってない。」

 

母「本に載ってたの?」


はる「のってない。」

母「怪獣とか恐竜の名前?」

はる「かいじゅうじゃない。きょうりゅうじゃない。」

母「じゃあ何よっ!!!」

はる「ぶんじょたろう。」

母「・・・・。」

はる「ぶんじょたろうなのっ!!」


まったくらちがあかない。


私は、一旦保留することにしたのだが、頭の中は「ぶんじょたろう」のことで一杯だった。



ある日の夕食後、また「ぶんじょたろう」が飛びだした。


はる「ぶんじょたろう。」

母「だから何よそれ!!」

はる「ぶんじょたろう!!」

母「もーなにー!ぶんじょたろうってなにー!」

はる「・・・。」

母「おねがい!おしえて?」

はる「みず。」

母「水?水ってこれ?」


私はリビングにあるウォーターサーバーを指差した。


はる「うん。水」

母「ぶんじょたろうって水なの?でもこれアクアクララだよ?」

はる「アクアクララじゃない!ぶんじょたろう!」

母「は?マジで?そうなの?水のことだったの?」

はる「うん!」

母「じゃあこの間描いてたぶんじょたろうの絵は何?」

はる「あれはぶんじょたろう。」

母「はぁ??水じゃないの?あれは虫みたいなやつだったよ?」

はる「全部ぶんじょたろう!」

母「ちょっとまって。結局は、あなたが『ぶんじょたろう』って思った物は全部『ぶんじょたろう』なの?」

はる「ちーがーうー!ぶんじょたろうー!」

母「もういいわっ!!」



ダメだ・・・。

ぶんじょたろうの謎を解明しようとすればするほど深みにはまっていく・・・。

しかしここで諦めるわけにはいきません。
ぶんじょたろうが安全である事を確認しなければ、私は安心して毎日を過ごす事などできないのです。

そこで、様々な可能性を考えてみました。



 

 

 

 

ぶんじょたろう宇宙人説

  私の知らない間に宇宙人に連れ去られたはるひこさんは宇宙人に開発段階のチップを埋め込まれた。

 

本来なら「便所太郎」であったはずのチップが完成途中であったがために
「ぶんじょたろう」になってしまったのでは?

だとしても、『便所太郎』と宇宙人が言わせる意味は地球人の私には到底理解できない。

 

 

 

ぶんじょたろうCIA説

  はるひこさんが実はCIAの諜報部員だとしたら?

体内に内臓されたマイクから本部への報告がなされているとしたら。
意味のある言葉では、会話が成立してしまう。
だからあえての「ぶんじょたろう」なのでは。

だとしても、CIAが日本の幼児に「ぶんじょたろう」といわせる事で得られる利益があるとも思えない。

 

 

 

 

 

ぶんじょたろう実在説

 これが一番の有力説なのだが、実は『ぶんじょたろうは実在するのではないだろうか。

はるひこさんは実際『ぶんじょたろう』なるものを見た。
そして『ぶんじょたろう』はこう名乗ったのだ。

 

 

 

 


「そうです。わたしがぶんじょたろうです。」

 

 


あまりに衝撃的な姿だったのか、はるひこさんの脳裏にぶんじょたろうは焼きついた。
「ぶんじょたろう」とその名を呼べば、またきっと会いに来てくれる。
そんな願いを込めて毎日その名を呼びつづけているのではないだろうか。

そして最大のヒントはおそらく『水』であると考える。

ぶんじょたろうは湖や沼地に生息しているのだ。
そこでひっそりとはるひこさんがやってくるのを待っていて、いつか取って食おうと企んでいるに違いない。

息子を守れるのは私だけ。

ぶんじょたろうとの来るべき決戦に備え、準備を怠ってはならない。

 

 

 

と、こんな記事を書いてから数年たち

2015年現在

 

ぶんじょたろうは未だ現れていません。

 

はるひこさん自身がぶんじょたろうの存在を忘れています。

 

やっぱり、宇宙・・いやなんでもないです。