3歳児が鳴らす現代社会への警鐘
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2007-11-21 3歳6か月
はるひこさんは地球の未来を憂いています。
まだ言葉が足りないので絵や文字でそれらを伝えようとしているようです。
ノロウイルス
インフルエンザ
O-157
これらには気をつけよ。との事でしょうか。
はるひこさんはある日を境に、ことあるごとにこのワードを口にするようになりました。
電車の中で 「ノロウイルス!!」と連呼するので乗客が振り返ります。
はるひこさんをちら見したあと、必ず私を見ます。
「あーあの親にしてあの子よね」
という顔で見られます。
私も同感なので、問題ありません。
「インフルエンザ!」もよく連呼するのですが
なぜかこの場合には後に必ず
「くそ!」
が付きます。
「インフルエンザクソ!」
となります。
これの意味するところは全くわかりません。
それくらいインフルエンザを憎んでいるのでしょう。
かかったこともないのに。
はるひこさんがノロウイルスの文字を消して
おもむろに絵を描き始めました
まだ何か別のメッセージを伝えたがっているのかもしれません。
早速見ていきましょう。
カメ
笑っているように見えます。
産卵を終えたウミガメでしょうか。
「タマゴ出すぎてちょー笑えるー(笑)てかあんなにでるー?(笑)」
と言っているように見えますね。
しかしこれはただのカメの絵ではありません。
私にはわかります。
はるひこさんは環境破壊を懸念しています。
ウミガメが産卵できるきれいな砂浜が消えないよう
願いを込めて描いたとしか思えません。
テイラノ
ティラノサウルスのようです。
とても姿勢がよいですね。
ご両親のしつけが厳しかったのでしょう。
この絵でわかるとおり
はるひこさんは、人類滅亡について危惧しています。
太古の昔、一説では氷河期によって絶滅したとされる恐竜。
もしかすると同じような危機が、今我々にも起きようとしているのかもしれません。
ハリセンボン
「マイケルムーア監督じゃねーよ」の方じゃないほうですね。
海洋汚染への警鐘です。
ハリセンボンがきれいな海を泳いでいられますように。
そんな願いが込められています。
恐竜につづいて、とても古い時代の生き物ですね。
全てのヒントは大昔にあるのかもしれません。
もしかして、私たちが想像するよりも
はるかに大変な事が起きようとしているのでは・・・
かたつムリ
「わたす、ムリ!」って訛りの強い女が夜の営みを拒否しているようにも聞こえますね。
にしてもアンモナイトと形状が似ています。
ランダムに描かれたように見える絵も、繋がりがあるのでしょうか。
実は、情けないことに母はアンモナイトあたりから意味を見失いかけています。
「ダスプレトの化石」
はるひこさんの好きなダスプレトサウルスの化石だそうです。
こころなしか、しゃくれていますが
これもメッセージでしょうか。
化石にしては原型を留めまくっているのですが
これもメッセージでしょうか。
この絵を最後にお絵かきは終了となりましたが
それもまた何かのメッセージでしょうか。
そもそもメッセージなんてなかったのでしょうか。
警鐘なんて鳴ってなかったのかもしれない。
私の気のせいだったのかもしれない。
だとしたら、環境破壊とか海洋汚染とか大げさにしてしまって
母さん、恥ずかしいです。
はるひこさん。ごめんなさい。
母にはもうわかりません。
ただ、ひとつだけ言わせてもらえるなら。
お絵かきするときに写真撮影係として隣に常に私を置いておくのは
いい加減勘弁してほしいです。