【鍵救出大作戦!】ひとつしかない鍵を玄関のポストに入れてしまった
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2006-6-30
自分で自分の事をバカだなと自覚はしているのですが
「あぁ本当に私はバカなんだなぁ」と思った出来事があったので忘れないうちに書きます。
バカなんで。
新しい事務所に引っ越しを終えた初日。
まだ合鍵を作っておらず、鍵をもっているのは私だけでした。
同じ職場の旦那さんは外に出ていて私が先に帰ることになったので、カギを持って事務所を出ました。
いつものように鍵を閉めました。
それからドアについてる郵便受けにポイっと入れました。
(ちなみにこの郵便受けは壊れて外してあったのでカギは玄関の床に落ちました。)
なんで?
なんでこんなことするの。わたし。
時すでに遅し、とはまさにこのこと。
カギは部屋の中。(に落とした。自分が)
中には誰もいない。
合鍵なし。
手は入らない。
入っても届かない。
誰も入れない。
あわわわわわわわわ!!
なんて事をしてしまったのでしょう。
なんで誰もいない部屋の中に一個しかないカギをポイと投げてしまったのでしょう。
我ながら自分のバカさ加減に嫌気がさしました。
とりあえず旦那さんへ電話します。
旦那 「はぁ~~???」
ですよね。理解できないですよね。
謎の行動ですもの。
私が一番不思議ですもの。
旦那さんの指示どおり鍵屋さんに電話することに。
「カギが古いタイプなので、取り壊して新しいのをつけるから25,000円くらいですね~!!」
25,000円??
どんだけ飲めるか思わず計算しましたよね。
そんな場合じゃないのに。
泣きそうになりました。泣きそうなままお義母様に電話してみました。
「磁石と紐でガっとやってみたら?」
と素敵なアドバイスをもらいました。
戻ってきてくれた旦那と一緒に磁石とひもでガッ!作戦を実行しました。
磁石はたまたま旦那の車に乗っていました。冷蔵庫とかにくっつけるフックつきのやつです。なぜあったのか不思議ですが、不幸中の幸いとはこのことです。
ひもは私のお弁当の袋のひもを引っこ抜きました。
磁石が車に載っている奇跡に乾杯したくなりましたが、今はその時ではありません。
道具は揃った。
あとは磁石に紐をくっつけて、郵便受けから垂らして鍵にくっつけるだけ。
絶望の淵にいた私に希望の光が見えたのもつかの間。
この事務所のドア。
鉄だったんです。
磁石と大の仲良しの鉄。
郵便受けから放たれた磁石はすぐに内側のドアにバチーンとくっついてしまい、なかなか床まで降りてくれません。
そしてかなり手前に落ちている(落とした)ので、肉眼で確認することができません。
そこで私はスーパーアイテム【お洒落ファンデーショ~ン】を出しました。
鏡をつっこみ位置を確認しながら慎重に磁石を放り投げる旦那。
額からは汗がにじみでております。
しかし鉄のドアがそれを邪魔します。
まさしく鉄のドアでございます!
うちの親分の顔つきが怖くなってきました。
私は全身を蚊にかまれながらも必死に親分のサポートをしました。
すると親分は突然何かひらめいたように車に戻り何かを取りに行きました。
「きっと親分はすごいアイデアが浮かんだんだわ!!」
そう思いながら、じっと待っていると親分が戻ってきました。
しかし、私は親分の手にもっているものが何の役に立つのか分かりませんでした。
それは巨大なビニール袋でした。
そんなもの何に使うの?
そんな事を聞こうものなら手に持っている紐で何かされそうな緊迫感。
私はだまって様子を見守りました。
親分は左手を目いっぱい入るところまで挿入し、その先に磁石がついたひもを這わせるようにして、さらには【お洒落ファンデーション】の鏡でカギの位置を確認しつつゆっくり磁石を下ろし、無事カギまで磁石を到達させることに成功!
磁石でキャッチした後は、鉄のドアにくっつかないように慎重に丁寧にカギを引き上げ、見事取ることに成功したのです!!
取れたぁ~~~!!
やった~!!
でもビニール使ってな~い!!
お互いため息をついただけで、それ以上の会話は交わしませんでした。
管理会社とか大家に言えばいいじゃん!って思った方もいると思いますが
ここは会社所有の物件のため、カギは自己管理だったのです。
ほんとにどうなることかと思いました。
【問題のカギ救出シーン】
親分が使いもしないビニール袋を取りに行っている間にこっそり郵便受けから携帯を入れて撮ってみました。紐の先にあるのはカギです。
で、なんに使うつもりだったのだろう。
人が一人入りそうなほど大きなビニール袋・・・